KR・KROG・トラブル
FAQ

 

まず下の項目から該当するジャンルを探してみましょう。ここやトラブルシューティングにない質問はKawasaki KR 総合情報板(掲示板)の「KRの質問・トラブル・技術情報」スレッドや、「KR関係部品欠品情報・流用情報・市販品情報」のスレッドでお尋ね下さい。(一つの質問で新スレッドは立てないで、上記のスレッドにレスを追加する形でお尋ね下さい)
(必ず、過去に同じ質問がないかを確認しましょう)。尚、このページや質問コーナーでお答えしました回答については、あくまでも助言や情報であり、結果や安全についてその一切の責任を負う物ではありません。悪しからずご了承下さい。当ページにて記名の無い回答は当ページ管理者(KROG初代会長)が回答しています。

 

クラブに関する質問

KROGに入会したいのですが

ミーティングは、いつ・どこで、開催しますか?

 KROGメーリングリストに登録を申し込んだが、申し込みの返事が来ない。

 

 

KR基礎知識編(初期・S型)

白煙

水温

アイドリングが上がったり下がったりする(始動時)

 

KRトラブル・部品・乗り方編

燃料計とセンサー(初期・S型)

リヤサスペンション(初期・S型)

バッテリー(初期・S型)

エンジンがかかりにくい(初期・S型)

わかりにくい質問の例

 

KRチューニング(アップ)・改造・カスタム編

RRIS加工(初期・S型)

 

 


 

 

クラブ(KRオーナーズ・グループ)についての質問

 

【質問】 KROGに入会したいのですが?

【回答】 KROGでは会員制度はとっておりません。ミーティング当日に参加頂いた方に対して、「当日参加会員」という形で扱わせて頂いております。

詳しくは、組織の理念と目的(組織概要)をご確認下さい。

 

【質問】ミーティングは、いつ・どこで、開催しますか?

【回答】
kawasaki KR 総合情報板のKROGイベント年間予定 スレッド」にて、告知されます。

 

【質問】 KROGメーリングリストに登録を申し込みましたが、申し込みの返事が来ません。

【回答】 無言で登録する事はありません。一週間以上返事が届かない場合、次の可能性が考えられます。

 合言葉や申請に必要な項目が抜けている。(申請は無視されます)

 申請したメールアドレスが間違っている・使えなくなっている(こちらから問い合わせようにも、届きません)

 CLUB BBQや、その他の転送アドレスを使っている。(転送サービス会社のポリシーにより、KROG-MLや管理者が使用しているドメインをからのメールをブロックしてしまっています)

 

 

 

 

KR基礎知識編

 

【質問】KR(初期)に乗っていてマフラーからの白煙やオイルに悩まされませんか? カブったりしませんか?

【回答】初期KRは他の2stと較べて、非常にカブりにくいバイクです。低回転でリッチーに開ける等意図的な操作でもしないかぎり、普通に2stに乗る程度に回して乗るならばカブる事はありません。原因は判りませんが、会長の個人的判断では「RRIS(ロータリーディスク)を利用した吸入方式がそういうものである」という結論をに達しています。

 また、白煙・オイルについても上記と同じ事が言えます。白煙も同世代のライバル車と比較して少ない方です。

 逆にカブったり、回した後も白煙がいつまでも残るKRは何か調子の悪い原因があるか、当方のHP『KRトラブルシューティング』記述のエンジンケース、クランク内へのオイル混入の項に記載されたトラブルに見舞われているか、そうでなくば余程に常時低回転ばかりを使って乗られているKR、という事になります。

 

 

【質問】水温は上がりませんか?

【回答】年式的にラヂエター経路の詰まりもありましょうが、当KROGでも問題として報告は上がっています。

 対策となるかどうかわかりませんが、ラジエターキャップが市販品である事から、日産車用の径が合う物や市販KMX用、レーサーKX用等、純正KR用より対応圧力の高いラヂエターキャップを使用しているユーザーもいます。

 通常のオーバーヒート状態にあるKRはアイドリング不安定、度合に応じた加速・最高速の定価が挙げられます。徹底的にアイドリングでヒートアップを行ったKRでその後すぐに最高速テストを実施してみた事がありますが、最高速は140km/h以下でした。

 尚、オーバーヒートの症状が進行するにあたって、余分な圧力分吹き出した冷却水がリザーバータンクに流れたりタンクから溢れ地面にフルードが垂れ流しを始めるので(これを我々は『粗相をする』と呼びます)この時点で大抵のライダーが気付いて車両を停めますので、一般的な四輪車にありがちな、ヘッドガスケットが吹き抜けるといった深刻なトラブルまでは至らないようです。

 水温上昇対策として、各々 純正のセンターカウルを取り去る・フルードの度合を薄くする(水の度合を増やす)等の処置をとっています。

 また、水温計自体、KR一台ごとに針の基本位置がズレているため、赤い線に入ったから水温が危ないとは決め付けられません。面倒でもデジタル水温計で正確な数値を測るか、非接触温度計(〜\3000位で買えます。あると家庭での料理などにも便利)で表示されるホース外側の温度から想定するなど、確認してみましょう。

 

 

【質問】うちのKR(初期タンデム)は、少し走ってあったまると、アイドリングが下がるように思えるのですが、KRってこんなもんなんでしょうか?

【回答】感覚的な問題でもあるのですが、「暖まると下がる」ではなくて「始動直後は上がる」、です。

 この問題に関しては、これまで様々な質問と回答のケースがありましたが、回答のルーツは昔のKR十周年ミーティングの際にカワサキ重工の開発者(残念ながら直接のKRの開発者は少なかったのですが)に頂きましたコメントからで、言葉は違えど意味はほぼ同じです。

 KRは設計上、始動直後などの冷えている状態では自然に回転が上がるようになってしまっています。(平均2500rpm位)特に異常ではありません。暖まって下がった後の数値が本来のアイドリング回転数となります。

 川重の人の話によりますと、最初期型(〜1千番台迄?)とその後のロットで何らかの吸気系仕様変更を行っており、それ以降の初期タンデムまたはそれ以降に生産されたキヤブレターを取り付けた初期タンデムに関しては始直後から暖まるまでにアイドリング回転が若干あがるようになってしまっているそうです。

 当KROGで確認している限りでは、当トラブルシューティングでも再三啓発しているキャブレターの同調調整のマニュアル記述変更という事実があり、おそらく川重の方が言われた仕様変更はこの問題にも関係しているものと思われます。

また、仕様変更後のキャブでも同じような現象になるエンジンもあるようです。KRだけじゃないですが、寒冷時は燃調がどうしても薄くなってしまうのかもしれません。まぁ、エンジンが冷えているときにアイドル回転が低めだといろいろ不都合はあるので、このくらいは我慢しましょう(笑)

 

 

 

KRトラブル編

 

【質問】KR(初期タンデム)の燃料計が死んでしまいました。センサーの部分を他のカワサキ車から流用しようと思うのですが。

【回答】大前提としてセンサー(タンク底面)から出ているコネクタの抜け、焼け(後EXマニホルドに近いため、よく溶けます)がないかを確認してください。

センサーはフロートと一緒になっているので、車種によってはそれぞれタンクの形状が違うわけですから、別の車種のユニットがうまくついたとしても正確に計れなくなる(残量が)かもしれません。

 もっとも、新品のKR純正部品でさえバラツキがありますので(目盛り半分ぐらい違う物もあります)一回わざとガス欠になって実際の残量と計器表示の誤差は掴んでおきましょう。。

 センサーユニットの取付ベース(タンク裏側にあります)も、パッキンの厚ゴムがヘタっただけでガソリン漏れを起こす様な繊細なものなので、一つ一つ車種による適合を調べたり、その中古品を使ってシール不良でガス漏れを起こすよりは、素直に純正新品を買われた方が良いと思います。(No,502870 P90735A−001A 2000.10月追記:純正新品が欠品してしまった様です)

 センサーユニットの取付ベースからガソリン漏れを起こすと、エンジンの真上で高温な上に、センサーの配線もあるので火災を生じさせたりして危険です。

 

 

 

 

【質問】リヤサスが抜けた場合、どうしていますか?

【回答】実にこれが、目下、KROGでの最大の問題です。

 ご存知かもしれませんが、初期型・S型のタンデムKRは通常のサスペンションと正反対の、引き側で圧力を発生させそれをダンピングとしている特殊な機構なのですが、その特殊さゆえに市販品が一切無く、またこのところは純正新品もメーカーから出なくなったようで、まさしくお手上げ状態と言えます。

 ヤマハ社RZV500Rの様な、単にリンクを介して押し引きを逆にしている物と違い、サスペンション自体が逆なのでおいそれとそこらのショップでもオーダーメイドでは造れないでしょう。

 最近では純正サスを分解し圧縮ガスを再注入してくれるレストアメーカーも出てきましたが、条件としてサスペンション内部の新品のシールが手に入るサスペンションに限定すると言う事だそうですから本末転倒、サスの内部部品がメーカーから出る車種が果たしてあるのかと我々は首をかしげている次第です。

 尚、ショップに依頼し特殊なリンクを制作、通常の(他車種)押し型のサスを流用出来るように改造したユーザーもいますが、その複雑なリンクを量産とするには困難という事情で、量産はショップ側が辞退しました。

 現状に出来る対応としては、少しでも程度の良いサスペンションを中古や廃棄の車体から取り出して保存しておくという程度です。車種的・構成部品的にメーカーの再生産は期待できません。

 

 

 

 

 

 

【質問】タンデムツインKR(KR250,KR-250S)のバッテリーの流用情報を教えてください。

【回答】FT4L-BS(YT4L-BS?)という密閉式バッテリーが使えます。多少寸法が小さいので、詰め物をして動かないように固定する必要があります。

 …ぶっちゃけた話、セルモータ始動ではないKRはバッテリーケースの寸法に収まって12Vで極板の左右さえ合えば、型番にこだわらなくてもいいと思います。

 カー用品店等にメジャーとメモを持ち込んで店に並んでいるバッテリーから上記に合うサイズを片っ端から調べてみるのも一つの手です。

 

 

 

 

 

[質問] カムダンパ調整前は、冷えている状態ではキック一発快調快走で走行後の半温もり状態でのエンジン始動が超困難で、クラッチをつないだまま減速してエンジン回転を落とすと、片肺のような症状になり、その後は回転が上りませんでした。
 そこでトラブルシューティングに従い、カムダンパ調整をしたのですが…

修理後は、回転を落しても大丈夫になりましたが、エンジン始動は相変わらず困難です。

 

[解答]  エンジンの始動不良だけという問題なら、燃料コック内部のシール不良(によってガソリンが落ちてこない)や負圧パイプへの異物(燃料または水)混入も疑ってみましょう。

FUELコックをPRIに切替えて、ガソリン直下型で解決すれば、コックのシール不良の率が高いです。熱によってシーリングが緩むので、本来は空気の通り道である負圧パイプにガソリン等液体が混入してしまうからです。

会長車も前に同様の症状が出てた事があります。そのときは燃料コックを新品に交換して一時的には直ったものの再びシール不良が起きてしまい、二度もFUELコックASSYを買う金も無いので、以下の方法をとりました。

燃料コックをPRIに切り替える → 負圧パイプを取り去る → キャブ側負圧パイプ取出し口にメクラ栓をする

直接の解決にはなっていませんが負圧に関係なく燃料が降りてくるので燃料トラブルによる始動不良は二度と発生しなくなります。

しかし、負圧落下機能そのものをカットしているので、万が一オーバーフローなど起ころうものなら直にクランクにGASが流れていってしまいます。(大変な事になります)

ですので、この方法で対処する場合はくれぐれも一晩以上の放置はコックをPRI以外にするクセをつけておく事や、フロート高さやフロートバルブの段つき磨耗には気を配ってください。あと、PRIという事は最初からコックの切り替えがRES(予備タンク)のまま走ると同義という事なので、走行中のGAS欠にも十分気を配る必要があります。

 

 

 

 

 

【質問】私のKRですが、今年の3月に個人売買で購入して早半年が経ちました。購入した当初からエンジンがふけきれません、一速全開でやっと8000回転です。たまに調子の良いときには9000回転くらいは回りますが。それもシフトアップをしていくと段段と回わらなくなり六速では6000回転ほどしか回らずはがゆいばかりです。何か解決策があってら(いろいろと原因が考えられるとおもいますが)教えてもらいたいです。

【回答】KR不調の相談をいだきましたが、いまいち情報が少なすぎて様子が掴めません。回転数の問題でいくと片肺(一気筒死んでいる)の場合は大体それ位の回転数になると思いますが、前後両方正常に爆発していますよね?

 KRはあらゆる原因で片肺になりやすいのですが、そうでなければ「KR特有のトラブル」で回転の上がらないというトラブルは報告がありません。

 一般的なトラブルで回転が上がらない場合はその原因が無数にありますのでトラブルの様子をもう少し詳しく(スパークの火花・バッテリーの状態・キャブの中の現状・異音とその発生場所・最後にエンジントップを分解した時期とその要因と作業記録・部品交換記録・車体引き取りまでの放置期間と保存状態…等々)教えていただくか一般的なメカに詳しい人に尋ねていただいた方が良いと思います。

 特に前の保存状態やエンジンの分解記録は前のオーナーから確認を取っておいた方が良いでしょう。

 もちろんこちらでも、多少は一般のトラブルも解明できるかもしれませんので、いずれにしてももう少し詳しい様子をお聞かせいただきたいと思います。

 従って現状の情報だけで考えられる要因は「片肺」のみです。これはエンジンをかければ判るので(アイドリングしませんし)…他の詳細をお願いします。

 

 

 

 

 

チューニング(アップ)・改造・カスタム編

 

【質問】
RRIS加工(吸気タイミングの間口を広げる)によるチューニングの効果と注意点を教えて下さい

 

【回答】※ゲスト回答:レーサー鈴木氏
 RRIS加工で気を付けていた所は、
1・必ず新品のバルブを加工する。
2・バリ取りを念入りにやる
3・組付けるとき バルブとベースにたっぷりエンジンオイルを塗る。

 加工はグラインダーを使い サンドペーパーで仕上げます。

 ちなみにロータリーバルブのタイミングは、F3仕様、ツキギ仕様、オリジナル等 7,8種類テストしましたがレースで使用する場合F3仕様がバランスいいようです。(どんなに削っても二馬力と変わりません)

 尚、レーサー鈴木氏に関しては98年頃まで筑波ティスト・オブ・フリーランス等を参加、レース関係雑誌や一般誌にレーサー仕様の初期タンデム(ライムグリーン)と共に掲載されまくっているので(しかも一桁台のリザルトで)ご存知の方も多いと思いますので紹介を割愛させていただきます。

Kawasaki KR 総合情報板(掲示板)
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