KROGイベントレポート【99年度版】

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イベントINDEX

●99.5/1-2 軽井沢強化合宿(すぐ下へ)

●99.5/23 箱根2stミーティング(後方排気友の会・KROG共催)

●99.5/30 カワサキ筑波イベントクラブパレード参加

●99.9/4 関東(三京)ミーティング

 

99年度軽井沢強化合宿(シルバーストーン・妙義山)99.5/1-2

 

 軽井沢強化合宿(シルバーストーン・妙義山)も定例行事となって何年経つかな…もう忘れました。毎年三月末に出欠を取って(BG誌告知は3月14日発売号)人数を割り出して四月頭にシルバーストーンのKen鈴木さんに電話予約してというのを繰り返しているのだけは念頭にあるけど。というワケでみなさん、このイベントは何度も言っているように『毎年やる・3月中発売のBGで告知・予約が三月末までに必要』以上三つのキーワードがありますのでこれを逸脱して遅れて予約入れようとしたり、ドタキャンとか、ないようにお願いしますね。他にも妙義山とか横川で釜飯とか軽井沢って決まったキーワードが多いんだけど、それだけこいつがとりわけKROGでも安定しているイベント、つー事さね。

   今回はKROG-MLが正式に発足してから初の軽井沢。KROG-MLからも4人の参加があり、現地参加も全て合わせて十一人という、年をおう毎に増えているのがこの強化合宿。そのうちこれ、年々当日参加会員が減っていく三京ミーティングや筑波イベントの参加人数を越えてしまうのではないか? と思いつつシルバーストーンに人数予約を入れる。

 今回のメンバーはまずKROG-MLから田中YAS氏(KR-1ネイキッド・超軽量スカスカチューン)、三好氏(初期KR改倒立・自家塗白/赤紫メタ)、横山氏(EX-4ツキギカラー)、副長【外道】近岡氏(KR250Sパール/紺)が出馬(すまん…最近近所で選挙がうるさくて)、閣僚(単にオイラことREDの新倉仲間なんだけど)から白神氏(ZX-10)、と友人吉羽氏(ZX-9R後期)、佐川君(初期・自家塗ライム白)、顧問・中村てつや氏が出馬、すでにREDのバイク仲間と完全帰化した佐藤トモハル氏(元は漫画仲間・NS400R改4本出し)、久しぶりに現地(妙義山)参加してくれたMrライムグリーン安田氏(自家塗蛍光ライム)、道中見舞いに粕谷氏ホテルマン渡邊氏(KR250S銀ネイキッド)・仙人(GPz250R)…、とあとオイラ(初期自家塗金/黒)。後ろ3人の『道中見舞い』は、事前連絡の無かったためこの呼称とさせて頂きました、ご了承下さい。(一応、参加扱いとして年内の会報を発送します。ただーし!、今後どんな形態で参加するにしても何かしら連絡を頂きたい。よろしいか?御三方)

 合宿が近づくにつれ各参加者の合流状況がはっきりしてくる。中村氏ことてっさんは当日夕方まで仕事の為シルバーストーン参加、メシ抜き(笑)、白神氏…どうしてもKRの調子が戻らずZX-10決定、吉羽氏…出発地の都合により安中セブンイレブンないし横川釜飯ドライブイン合流、副長も同様、横川ないしシルバーストーン集合、と。思えばこの軽井沢に参加者が多いのは集合場所が行動全域に渡って存在し、かつ解り易いという理由もあるのかもね。

 さて、当日朝。問題児である当のREDは珍しく寝坊こそしなかったものの悠長に車体を洗っていたら(だって何年ぶりに当日二日目とも快晴なんだもん)「うぉ、やべ!時」になってしまい慌てて出発。九時集合の第一集合(新大宮バイパス戸田マクド前コンビニ)に着いたのが9:10。コンビニの駐車場は誰もいない。「ああ、これは置いてかれたな…たぶん部隊は白神氏が引っ張ってくれているのだろう。途中で携帯が何度か鳴ったからそれが出陣連絡だろうか」と思いつつ携帯の留守電を聞いてみる。

 …と、第一集合予定の全員から『ごめん、遅れる、待ってて』の留守録が入ってた。(……………)

 佐川君に至っては朝イチで遅れ電話は貰っているが、なんとオイラがくる直前の誰もいない、しかし集合時間は過ぎてる時間(佐川君は「9:15位まで待った」と言っているがオイラが:10、トモハル氏が:12に到着しているので9:09位だろう)に到着し、先に行かれたと思いカッ飛んで熊谷まで行ってしまう始末。(しかも熊谷バイパスですり抜けしていたら白バイに難癖つけられたらしい。ま、この時期はバンパーの為すり抜け出来ない白バイがその嫉妬心からすり抜けしてくるツーリングライダーを捕まえてはクダを巻くのは仕方のない事。佐川君は「そんなに飛ばして抜けてない」と言っているが…彼の事だ、すり抜け中に車の間にハマっていた白バイの横でもブチ抜いてその風圧で白バイを傾かせたに違いない)結局、第一集合に白神氏・オイラ・トモハル氏が集まって出発したのは十時を回った頃になってしまった。晴れのせいかいつものGWに増して混んでいるバイパスをすり抜けしつつ第二集合の上尾マクドへ。

 余談になるがそのマクドナルドの看板を「ほら、あそこだよ」とオイラが走りながら前方を指差したのを見て、白神氏は「行け、カッ飛べ!」と言っていると思ったそうが、白神さんとは今度二人だけでゆっくり話をしておく必要がある。

 上尾で信号待ちしている白バイとマクドの入り口がほぼ同時に見えたので、迷わず白バイをブチ抜いてからすぐにマクドナルドの駐車場へ入る(笑) …いや、白バイの後ろについてもいいんだけど、そうすると駐車場入り口を目前にしながら白バイの後ろで延々と渋滞にハマるコトになるんで。(しかし何ですり抜けラインを塞いでハマってんのかねいつも?この御方達ぁ)上尾マクドではYASさん・横山さん・三好さんが首を長くして待っていた。(遅れてごめんなさい…)三好さんの倒立は以前のウチにあった物だがチャンバーもきれいに塗装し直してあって今やピカピカの極上車(つくづく、この人に貰われて良かった…)。横山さんは普段MCFAJのレースでレーサーのKR-1Rで富士を駆けているが、ちゃんと公道仕様のバイクも持っていた。そのEX-4はツキギカラー(ライム・白・紺)で何か新鮮。「これは、ショップに塗って貰っ…」たそうだがこの色を前にそう説明されると思わずMSLゼファー(どこかの大手カワサキ系ショップ。ホンダで言えば桜井ホンダグループみたいなもの)を想像してしまうぞな〜。極めつけYASさんのKR-1。例によってスカスカ軽量化仕様でキャブ丸見えなんだけど今回もやってくれました、…なんと丸見えのキャヴに、茶越し(エアファンネル網)さえ付いてねぇ! YASさんの後ろで信号待ちしてるとスロットルバルヴが動くのが全体の視界の中に入ってくるんけど、なんか極悪で萌え。(笑)しかしその信号待ちでどうもYASさん車、エンジン回転の戻りが遅い。乗ってる本人も気にしてレイシングを繰り返している…

RED「YASさん、ひよっとしてそれ…スローが…薄い(セッティングが)…のでは??」

 メットの中で頷くYASさん。 …ははぁ、さては奥多摩セッティングのままで降りてきましたねこの人ぁ。

 さて、結構に台数も増えたのですり抜けに個人差が出てきた。オイラ一人が先頭切ってると車群を抜ける度に部隊が三つ位に分割されているので「むぅ、これではイカン」と先頭を交代してもらおうと判断。…そうだなー、なるべく皆が後ろを通れるように車体がフラットなー… ZX-10の白神氏に先導してもらう事に決定。

RED「というワケで白神氏、お願いします」

白神「ok」

RED「ああ白神さん、ちょっと待った」

白神「Whay?」

RED「それ、そのZX-10、ミラーたたむのはナシ。

 しかし流石ながら落ち着きとあざやかさを両立した白神氏の走り。皆安心してついていく。 …対するオイラと言えば猪突と強引さを両立した走りだからなぁ、普段。ってそりゃ誰もついてかねぇよな。 余談になるけど『スリルドライブ』ってゲーム知ってる? ゲーセンにあるシュミレーター系のドライブゲームで、ゲームが終了すると壊れた車の被害総額とか教習所的運転性格判断がグラフで出るんだけど、オイラがやるといつも『モラル』の数値が全然無くて、その代わりに『強引さ』が極端につき出した変なグラフが表示されるんだけど、なんか性格出るよねアレ。閑話休題でした。

 白神氏の先導で部隊は順調に第1休憩場所の安中セブンイレブン(国道十八号沿い)に到着。ここで地元の吉羽氏と佐川君と合流の予定、だったが…またしても誰も居てへん。吉羽氏は部隊が遅れている間何度か携帯を入れて貰ってるので呆れて横川(第二休憩点)へ向かったものと判断できるが… 佐川君の方は先行してしまった為、『ここで待つように…』指示を与えておいたはずが、居ない。…これはー、佐川君も横川かな? しかし吉羽氏と佐川君が合流した気配は無い。

 とりあえず白神氏に先に横川へ連絡を付けに行ってもらって、本隊はトイレ&お茶休憩。YASさんがトモハルさんのNSの4本出し用にテールエンドに開いた二つの穴を不思議そうに見て、トモさんに言われてそれが純正テールランプの穴と気がつく頃に(笑)佐川君から携帯。吉羽さんもここに居る事が判明。なんとホテルマン渡辺氏も来ている、仙人も何処へ行く途中かは知らないがここに来ているらしい。…なんか予定外の人達のたまり場だな横川は。佐川君に『白神さんがそっちへ向かったから』と伝え、我々も出発。すぐに横川に着いた。

 ここまでの渋滞は酷かったのに何故か横川はガラガラ。おそらく今年も『全国食べ歩きツアー』なるバス軍団が来てない為と思われる。あまりにも恥ずかしいツアー名だったのかあの年限りだったんだろうなぁアレって… 釜飯はさすがに今年は値上がりしていなかった。(\900)さすがにここから値上がりすると千円の大台やからねぇ…それとも消費税と共に上がるという自分が勝手に決めつけた事が本当になりつつあるとか?

 …でもさ、誰かの意見ですごく賛成できるのがあったんだけど、消費税の引き上げと共に上がったこういう物たちの値段って、仮に税率が下がったり無くなったりしても、一度上がった値段の方は絶対に下がらないよね。あと釜飯販売の兄ちゃんの態度がすっげー悪かった。なんか八つ当たりされたぞ。

 さて、記念撮影もやったし嫌になるほどウダウダしたのでそろそろ出発。ご存知の通り、この先はすぐ碓氷峠なのでブリーフィングを開いて『遅い者は抜くように。頂上(軽井沢の入り口)で待ってちゃんと全員回収するから』とだけ伝え、 オイラはYASさんと先頭切って碓氷へ。予想通りYASさんに煽られる形となったのでさっさと前を譲る。(そもそもでこぼこで狭くてタイト過ぎで…ここは椿ラインと同様オイラの中では最悪の峠の部類に入るのだな。まぁどこにしてもこの人にはかなわないだろうけど)それにしてもYASさんの直キャブ、高回転では副音声になってイイなぁ… 尚、オイラもYASさんもギャップでスリップダウン寸前という挙動が急激に増え、後半はかなりペースを落とし白神氏・佐川君・吉羽氏・てっさん・トモさんらに追いつかれるペースになったにも関わらず、加えて『それぞれの腕前に応じて追い越し自由』と宣言したにも関わらず後続がかなり遅れて到着したのには、峠に入るなり今年は仙人がブレーキングドリフトではなくて「峠で絶対抜かれないやさしい反復横飛び・入門編」を実演してくれて、皆そっちの方の講義に集中していた為ということである。いいなぁ、俺らはまずちやんと走れるようになってからでないと峠でのブロックとかまでには気が回らないなー。…ま、もうちょっと上手くなってからこの辺について教えてもらおう、ね、YASさん!(ウヒ)そのまま流していくうちに車が溜まってきてそのまま頂上。そういえば今年はサルが道の真ん中まで出てきてガンたれてて、それもえらいニブイ奴で、オイラとYASさんが通り抜けてからびっくりして飛び退いてた。…どうでもいいけどなサル共、もしこれでオイラが道の真ん中でお前等踏んで転倒などしようものなら…今後の土日は全て碓氷のサル狩りに費やすことにするぞ。リュック背負ってピッケル持って(笑)。まぁ転倒の治療代とKRの修理代と代休費用を払えるってんなら別だが。オイラだけならともかく…他のバイクが被害に遭うというのはシャレにならんからな。さて、

 頂上で集まってすぐに軽井沢へ降りる。軽井沢の中は土曜日という事もあり、それほど混んでいなかった。シルバーストーンへ入口を間違えずに到着。新幹線が通る以前は似たような踏切が幾つかあって紛らわしかったが今度は『一つ目の踏切』を曲がればいいワケだ。ほんですぐ陸橋が始まる前の右手の入り口と。

 シルバーストーン着。Ken鈴木氏と奥さんにご挨拶、上がる。部屋は三つ取ってもらっているので四人部屋を宴会部屋、三人洋室に三人、和室をイビキ部屋としこれも三人割り当てる。そもそも人様のイビキを嫌がる人間の為にこんなことせにゃならん事自体、馬鹿馬鹿しくて情けなくなってくるのだがこれも会長の務めと思って我慢。風呂の注意(スリッパが入り口にある場合は他人入室中、等)や食事・宴会の予定等を皆に手短に説明した後、自分は和室でウダる。…と、間もなく副長【外道】近岡氏(KR250Sパール/紺)到着。KR250Sは久しぶりにエンジンに火が入ったという事だが下マフラーからのオイルだれがすごい。例によってRRISかクランク内壁繋ぎ目のシール不良の様子。ま、副長は『トラブルシューティング・RRIS他シール不良によるミッションオイル混入』の原案者でもあるのでいずれ直すでしょう。

ペンション・シルバーストーンの駐車スペースに並ぶKROGのバイク達。

 風呂か宴会の資材買付けか…となったがもう食事の時間となってしまったので食堂に降りる。食堂の奧にはワークスKR250/350の部品とか最近のカワサキワークスの部品とかが飾ってあり、軽い物マニアのYASさんがカーボンディスクとかマフラーとか(ZXR-7用か?)の軽さに感動していた。

 食事の後に買出し。副長は大分疲れている様子なので留守を見て貰って煙草を買ってきてあげる事にする(その後三歩あるいて忘却、同じルートを歩いて2往復することに)いつも買出しに行く酒屋改コンビニ・軽井沢仕様に揃って向かう面々。横断歩道に備え付けの児童横断中の手旗を振り回し強引に車の流れを阻止、渡る。…どうでもいいけどこの手旗、渡った先には置く所がない。記念に持って帰るか必ず往復して元の場所に入れておかなければならないという事か? 酒屋の尾も白い犬は去年に続いて今年も居なかったので、オバちゃんに訊いてみたらば『上に居る、すこぶる元気』ということだ。ま、なにより。

 戻ったらば中村てつや氏到着。宴会もはじまる。オイラは軽く一杯だけつけて夕方に入れなかった風呂へ。オイラは長風呂なので宴会之間に戻ったときは宴たけなわとなりトモさんの持ってきてくれたマグロもすっかり無くなっていたが(世は無情だ…)その間、コンピュータウイルスやら『中学生日記』やらの話題で盛り上がっていたようである。例年にない速さで爆沈したオイラはその後宴会終了の後片づけで一旦目を覚まし、和室『いびき之間』へ戻って寝た。トモさんのいびきに負けないように頑張っていびきをかきつつ、就寝。

宴会の様子。左から白神氏・トモハル氏・佐川君・近岡氏・YAS氏。REDはフロの中。

 朝は誰かに起こされる。宴会之間に残した荷物を思い出してあわてて回収、その他部屋を片づけつつウダる。食堂で朝食をご馳走になった後、新庄に帰るため早立ちする副長を見送る。その後FBM加藤スミチカさん(KROG蔵王参加会員)に頼まれていたこともあり、玄関先の本物KR500を写真撮影。

スミチカさん、KR500プラモの塗装の参考にするって言ってたけど、実はこのKR500ってタミヤがプラモを制作する時にここのKen鈴木監督に頼んで借りてったモノなんだよね。だからスミチカさんがこれをベースに色を塗る(ワークスKR500も年によって若干塗り分けが違う)というのは、いわばモデル化の神髄と言えるのだ。

 本格的に部屋を片づけてKen鈴木氏に出立の挨拶に行く。と、Ken鈴木氏に「じゃ、KRクラブさんにはこれをあげよう」と、とんでもない品物三つを戴いてしまう。その三つとは…

 【ワークスKR500ポスター、コーク・バリントン選手のサイン入り】と【レーサーKR250のピストン(当然、一本リング)】と同じく【レーサーKR250の後スプロケ】である。ポスターにはさらにKen鈴木監督のサインまで入れて貰った。

 ねぇ皆さん、これ…… どうしよう?

 誰が見ても普通なら欲しくても絶対手に入らない逸品を、一度に三つもである。KROGに戴いたのだから本来なら会長が預かるのが道理だが…当の会長がREDでは持ち腐らせるのは必至、第一それらを並べて眺めてると『スプロケの穴数は?幅は?そのまま無加工でイケるか?丁数から見ると筑波を走るに丁度よいか…』とか『次のトップオーバーホールはこれでピストンセット注文は1セットで済むから…』などと危険な考えが頭をよぎってきて仕方がないので、とりあえずはてっさんに預ける事にする。いやはや…全く以て、困ったときの親友だね。(って、押しつけただけだろう…)

 さぁさぁシルバーストーンを出発。 …と、出発の直前にオイラのバトルスーツ(下)のチャックがワイドオペーンなのを白神氏が発見、教えてくれる。…でもねぇ白神さん、コレ、いつも下がってくるのよ…(カドヤさんで直してもらってもすぐにコレ。今後、上はそのままに皮パンはミレアのを買おうとまで思っているが)等と言ってもそれは悲しい弁解に聞こえるだけ。ま、いっスよ。さてさて、

 気を取り直して出発。軽井沢市街(正確には『町街』か?)の渋滞の中オミヤゲを買って、途中で給油して(結局横川の釜飯屋のスタンドまで戻った…)妙義山へ。

 やはりゴールデンウイークの最初の日曜。表妙義(小諸側)はゆっくり登る車で繋がっている。「はァ…こりゃ今日はほとんど攻められませんぞなもし」と思いつつとりあえず頂上駐車場へ。頂上では既にMrライムグリーン安田氏(初期・自家塗装蛍光ライム色)と今シーズンでは純正コピーのFRP製シングルシートカバーの生産でお世話になった粕谷氏が待っていた。粕谷さんはこの前のシングルシートカバーの製造元を仲間が辞めてしまって生産体制で行き詰まってはいるものの個人的なKR用部品の制作には余念がない。今回は純正ロゴと同じ書体で『KR』と切欠いた樹脂製(量産するとしたらアルミとなる予定)チェーンカバー、カーボン製フロントフェンダー、RRIS用カーボンリードバルヴ等を見せて貰った。リードバルヴは厚みとしなりにまだ研究が必要との事だがオイラが見る限りでは実用に問題は無いように思える。…しかし、誰もあのRRISの裏に人知れずひっそりとくっつ付いてるリードバルブを、まさかカーボンで造ってみようなんて思わないよなぁ… 粕谷さん、今回の試作品もマジに期待しています。個人的には壊れて取っちゃった以降、油が飛び散ってしようがないチェーンカバーに期待してたり。

 Mrライムグリーン安田さんのKRにも今回新たにアルファー社のチャンバーが付いた。まだセッティング中との事だが今回見たアルファーはサイレンサーがまた短くなって、併せて音は昔のに近くなって、新たにマフラースプリングが各所に付見られる。アルファーも逐一改良はしているらしい。ともかくこの日は安田さん、終始キャヴ開けちゃ走って、走っちゃ開けての繰返しでこのアルファーのセッティングに専念していた。後日、大観山の2stミーティング(後方排気友の会・共催)で会った時にはかなりセッティングは煮詰まったとの事。

 妙義山は裏(下仁田側)は結構に空いていた。いつもの野菜直売所のあるバス停に溜まって、攻めちゃぁダベって、ダベっちゃ攻めて(なんか…この表現やめられなくなっちゃった)の強化合宿をエンジョイする。

 というワケで行ってみよう、『今夜の突撃密かな標的』はァァ、白神氏ィィィ(何故に?)

 …と思ったが、うまく重なれなかった。うーん、乗り慣れたZX-10での妙義だと、KRとではどんなモンだろ? と思ったのだが…

 あ、ところでアクシデント発生。しかも自分(笑)。裏の頂上(表との境目)でUターンした折、後ろで出発したGSX-R750R現行と重なりそうになったので大きく避けて挨拶。と、そこまではよくある事だったものの、路肩から軌道修正しようとした段階で、そこに溜まっていた砂利に乗って瞬間的に反転↓転倒。反対向きに地面に叩き付けられる。…なんとスタートしてから一つ目のコーナーに入る前の出来事、いわゆる直線ゴケってやつである。自分でも「マジかよぉ〜」と思うのだがまぁ人間、気が向けば直線で逆向いて転ぶ事もあるさ。(そうか?)R750R現行の兄ちゃんが心配して覗き込んでくれたのには、昨年の崖から落ちる寸前でガードレールにしがみついたオイラに偶然そこを通った妙義の大将(MB誌ナナハン3兄弟が一人、竹内氏)『あ…ソコね、去年も人が落ちて死んでるんだよ』と事も無げに言ったのが思い出されたが、直線でブッ倒れてるのも恥ずかしいのでとりあえず「大丈夫です、すいません」とR750R現行兄ちゃんに去ってもらってから応急処置に移る。とりあえず曲がったレバーを外して片方をサイドスタンド先の輪っかにひっかけてもう片方を純正車載プラグレンチでテコ曲げ。この他はステップバーが半分折れたのと何故かクラブカバーの上端部に擦過傷が出来た程度で、反転ハイサイドで叩き付けられたにしてはダメージは少なかった(そのかわり肘・手のひら・かかとで全ての衝撃を吸収したのでバトルを来ていたにしても結構に痛みは残った…どうでもいいがバトル、肘プロテクターの位置が全然合っとらんなぁ)。しかしこれだけではレバーはまだ平らになりきらないので下(ダベリ場のバス停)に降りて、休んでいる白神氏にレバーを見せ「これ、踏んで」と頼み、ZX-10のサイドスタンド+白神氏の体重でレバーを踏んで貰う。しかしさすがはマッコウクジラ…じゃなくてZX-10。KRでいくら踏んでもびくともしないレバーが一発で平らになったぞ。下にいた連中はこれら一連の作業を見て『何、転倒たの?』ときた。 …ったく、あれだけ長時間オイラがオタオタしてから降りてきたにも関わらずコレだ。少しは走りなさいよ、皆さん。

 ま、水入りもあったという事で(ヤな水入りだが)ちょっと休憩、前夜の宴会の残りの品をつまみにお茶タイム。せっかく先週の鈴鹿・亀山土産の団子は誰も食べてくれなくて残っていたのでそれを平らげた。

 さて、腹も収まった事だし…吉羽さんのZX-9R(新型のほう)に試乗させてもらう。これがまた扱いやすい、寝かしやすい、初めて乗るのにぐいぐい曲がる、かなりバンクしてギャップに乗っても全然恐くない、(確かにギャップにデコデコ乗り上げている感触はあるんよ、だけど車体と身体は全然揺れてないのよね、その間も安心してただ出口見てればいい、と)吉羽さんには怒られるかも知れないけどかなりイイ感じで攻めちゃいました。エンジンは車体が軽くサスの動きも少ないので全開加速しても加速感はないのに(但し景色は一瞬で流れる)、簡単にパワーリフトする。で、しても全然恐くない。…いいねぇ、コレで練習したら憧れの『ウイリーしたまま走行』が出来るようになるんじゃないの?

 現地参加の粕谷さんが帰り、「翌日は違う仲間とで軽井沢」というYASさんも帰って、ぼちぼち強化合宿の場も帰りムード。それから少しゆっくりした後、妙義山を後にして皆で下仁田方面へ抜け、R254へ。…そういえば最近は専らこのルート。オイラは気に入らないが( R18からR17のルートの方が良い。理由は単純、すり抜け出来る道だから)皆が良いというので使っている。こちらのルートでガスト(昼兼夜食)を探すと富岡市になる。富岡ガストで例によって夕方遅く、暗くなるまで食事&ダベる。去年同様、予定通りここで解散宣言、各々が方向へ帰途についた。

 てっさんが「相原さん(FBM会長)トコ寄りたい」という(藤岡市)。雪美さんにアポイントは取ってあるそうだが、オイラの方は当の本人、実樹典氏に前々から「いつも忙しくて…帰ったら疲れ果てて満足の行くお相手が出来ない、これではかえって失礼になるので軽井沢当日はそのまま寄らずに帰られたし」の報を受けていたので(しつこく頼んだがその返事はついに最後まで変わらなかった)、両方の意見を汲んでまずカラオケ屋行って雪美さんと合流してカラオケを楽しんで、それから雪美さんのお誘いで御宅までは一応ご一緒して、上がって挨拶、即座にお暇(おいとま)して東京へ帰った(オイラは)。てつや氏他は御宅でゆっくりしていたようだがそれは俺の責任じゃない。それでも御宅まで伺ったのは、雪美さんの『ネコ飼ってるのよ猫!寄って撫でてって!』という一言についふらふらと釣られてしまったから(ケモノ好き)。もっとも猫は人見知りが激しく、皆の手から逃げ回っていた事も付け加えておこう(笑)さて

 一足早く帰路についたオイラは花園までR254を使ってそこから関越、環八で帰宅。関越が終点・練馬料金所のバイク専用ゲートが時間を外れると閉鎖されるには相変わらず腹も立つがそんな事はいいとして、今回の合宿も大きなトラブル無く終了、皆さんご苦労様でした。

【99'軽井沢強化合宿レポート/終了】   写真提供:田中YAS氏

 

 

 

 

 

 

 

2st合同ミーティング箱根大観山(後方排気友の会・KROG共催)99.5/23

 

 昨年、ターンパイク頂上の大観山PAを埋め尽くさんばかりの台数が集まった合同ミーティング。「今年もやりましょう、と後方排気の中井氏からお声が掛かり、昨年はKROGと後方排気両方で合同の告知を出したが片方しか掲載されなかったので、今年は後方排気側でBG誌告知を行い、KROGがそれに参加の意思を表明するという形式を取った。ミーティングが近づくにつれてオイラと中井氏で日程の調整、同系クラブの連絡先を調べたり連絡を取ってみたりそれぞれのホームページ掲示板やメーリングリストで告知を打ったりしているうちに…やってきましたよ当日が。

   昨年は行けなかった顧問・中村のてっさんだったが、今年は「夕方から仕事だけど…朝は行けそう」と言うので開通したばかりの氏のメールアドレスと連絡を取り(どーでもいいがアドレスを全角で打つのはやめてくれ)当日朝一緒に行くことにした。珍しく遅刻せずに三京の保土ヶ谷PAに到着(しかし2時間しか寝てない)ほどなくてっさんも到着。時間に余裕はあるので少しダベってから出発しようとすると我々2人のバイク停め場に白い長いヒゲを生やした年輩の人がBMW-R65に乗ってやってきた。R65とはまた「渋い!」「こういう人がベンベ(BMW)乗ってると似合うんだよね」なんて2人で話しながらバイクのたもとまで行くと、その年輩の人が話しかけてきた。…ちょっとびっくりしたのがその人は外人だった事。日本語は流暢だった。ウチらのアウトローなカッコ、加えてバイクがバイクだけに興味を引いたようで始めはバイクの事を聞かれたがその後いろいろな話に。結構に話せる外人さんだったのだ。この人、話を聞くと峠を攻めたりとBMWを普段から相当乗り回しているらしくBMにもそれと判る距離的汚れが刻まれている。なんでも、「バンクが深すぎるとマフラーが擦ってしまう」そうで、マフラーのブラケット近辺に押されて出来た亀裂も見られた(あのフラットツインのエンジンブロックは当たらんらしい。…意外だ)。近頃『ヒゲ』そして『外人』二つのキーワードにメロメロなてっさん、(ヒゲは最近の外国産ガンダム。外人は…この頃中原街道通勤バトルのライバルのウイリーキングの外人と対決しているらしい…)ヒゲ外人にタイヤ接地面のサイドの余白を指摘される。(バンク角が甘い)…うみゅ〜このヒゲ外人、実力あるだけになかなかに辛口な指摘をなさる… しかし年輩で外人で大柄で白いヒゲ、それにベンベ…もうむっちゃカッコえぇっちゅーねん、ムッヘェーッ(ハナ息)

 外人に見送られて三京保土ヶ谷を出たオイラとてっさん、三車線になって値段も三倍になったボッタクリ新道…じゃなくて横浜新道を抜けて、西湘バイパスへ入る。なんか2人で、KR-1・500カラーと極道・金/黒KRでツルんで走ると、かならずこの道(苦笑)。

 なんか妙に邪魔してくる旧車を抜いたあたりで、ミラーで安全を確認し(何の安全だ何の)全開加速体制に入る(但し、クランクベアリングが潰れるため長時間は全開を維持しないことにはしている)。メーターは一気に190チョイまで指し、改めて渡邊氏からいいエンジンを貰ったという実感ってのを禁じ得ないねぇ…なんて想いにひたっている間に、左車線にいたツーリンググループのZZR400がふらふらとこちら車線に寄ってきた。こちらのターバーも制限時間なので適当に減速、それでもZZRがこちらに寄ってくるのでさらに減速して中央分離帯ぎりぎりまで寄って追い越す。「…ったく、見て(ミラーを)ねーなコイツ。見ない(使わない)んだったらそんなの取っちまってフジツボ(風アルマイトボルト)でも埋めときゃいいんだ。最高速だって上がるぞ?」などと思いつつ抜いて、どんなアホ面してんのか見たろか思い、ミラーを見てみたら…

 なんと、さっきまでZZRだった後ろのバイクがいつのまにかVFR750P(嘆)。

 今度はワシがアホ面。

 反射的にフルブレーキ体勢なのだが後ろのその方を驚かせてはかえって後がマズイので瞬時に半キャラずらし↓減速。「ばびゅんッ!」とその御方が前のめり体勢で一度は横を抜ける(重いからなぁ…装備品)、また横についてお睨みなさる。

 というワケで今、赤灯廻した白い御方が、ま横に居てます(笑)。

「おらおらおら〜何やってんだぁ〜」とマイクで白バイ。「脇で止まれー」 …はいはいはいはい。

 で、路肩でお説教。

「何・出してんだ、あーン?」「こっちはずっとリミッター効いたまま追いかけてたんだぞ!」「この、馬鹿!(ポカ!)

 この『ポカ』は、サザエさんのカツオが波平に叱られて頭のてっぺんを小突かれる場面を想像されたい。というのも実際に間にヘルメットがあるだけで白バイ隊員のコブシの角度といいタイミングといい、全くその通りのものであるからだ。それにしても白バイっててホントにリミッター付いてるみたいね。だってそれがなけりゃZZR抜く前から追いついているはずだもん。いや〜しかしマイッタ! あのタイミングだと計られてるかもなー…

 悄々とお説教を受けるオイラ。しかし白バイは言うだけ言って、最後に一言オイラに釘を刺すとギアを入れてどっかに行ってしまった。神奈川県警なのに、しかも今日はオイラ金/黒KRで乗ってきてるのに、許してくれたらしい。(中には違反とかに関係なくこのKRを見ただけでイチャモンつける奴もおってんからな神奈川県警)

 これは未だにわからないが、計る前にオイラが減速したからか(それでもさっさとストップボタンをブッ叩いときゃ、コシの弱い奴相手なら速度違反でキップの切れるよなぁ…)、初めから説教のみ喰らわせるつもりだったのか、それともかの問題児のオイラがしおしおのパーでかしこまってるのを見て満足したのか(そりゃ自分が一方的に悪けりゃそうしますって、オイラは)…これらのいずれか、だろう。まぁ世の中悪さした悪魔に慈悲をかける神も存在する、という事だ。(あるいは濃いバイク乗りが好きな人だったのかもしれないね。白バイだけに)

 ただ、目ざとさを自負するオイラ(高速乗ったら前より後ろ見てる時間の方が多い)の一部の隙を突いた迅速な追尾、実に見事だった。まぁ今年に入ってから急にネズミ取りに捕まるようにもなったし、自分の運と勘もいよいよ下がり始めてきたのかもしれんが。

 最後に疑問なんだけど、去り際にオイラに釘を差していった白バイのおっちゃんの言葉の『お前が先頭を走るな!』って、どういう意味だろ(笑)

 とりあえず路肩でてっさんを待つ。しばらくすると来たので合流。もちろんてっさんはオイラが捕捉される直前に回避しているが、氏が路肩で待っている間に、俺らが最初に抜いた例の旧車がやってきて『彼、捕まってたよ』と判りきった事をわざわざ教えに来たそうだ。 …なんてゆーか、「お前がイラつかせたせいだ」なんて言うと単なる逆恨みなので言わないがこの旧車、なんか性格が身近ですっごく嫌われている、ある人そのものだな(笑)。わざわざ人ゴトのように親切かイヤミか判らない感じで教えに来るところなんか特に

 というワケで水入り(前回の軽井沢に続いてもう、マジでヤな水入り)が入ったところでまぁ適当に安全運転でターンパイクに入る。ターンパイクのボッタクリ料金所のおっちゃんが「この先で警察が事故処理やってるから気を付けてね」と親切に教えてくれたのでゆっくり上がって行くと果たして、(どちらにせよネズミ取りやってるから75km/h以上出せないのだがココは)事故(処理)現場に遭遇。だらだら上がってきたにも関わらず警官が呆けててオイラは誘導が間に合わず足止め、メジャー引きの見物をさせられることになってしまったが(後方のてっさんは誘導されて待避路から先に行った)…よく見ると車とバイク(900RRっぽい)の事故、それも両方ともメチャクチャになっている。例の高速コーナーで複線化されたトコなんだけど、こりゃバイクの人には悪いけど無事じゃ済んでねぇなぁ…。 後に聞いた話、死亡とも重傷と伝えられ、後日てっさんとその話になって氏は「ラヂエターフルードに見えたあのシミ、ありゃだよ」と言っていたがホントかなぁ〜 でもホントだとしたら恐ぇなぁ… うーんはダメなのよねオイラ。気持ち悪い。

 ブルーな気持ちになりつつも大観山頂上へ到着。若干時間は早めながら、それらしい2スト車もぱらぱらと集まっているようだ。KROGからは、順番は忘れたけど霧生氏ホテルマン渡邊氏仙人佐藤トモハル氏Mrライムグリーン安田氏。閣僚はこの日オイラてっさんのみ。時間外で三好氏が椿ライン側から登場、解散後の話だが我々だけになったころ偶然通りかかった初期ライムKRの人とも話をした。KROG当日参加者外での関係者はまず、以前、斉藤トヨキさんらと一緒に三京ミーティングに参加してくれた事もあり最近ではネット上のお付き合いもある博さん(博、はメールネームです)。博さんはここにはツーリングの途中で偶然寄ったのだそうでなんという幸運。そしてコミケでも毎回挨拶とお話をしているサイバー大畑氏(各バイク雑誌の読者投稿絵描きとしておなじみの人。近頃は商業誌デビューも狙っているとか)。サイバー大畑さん、自家塗装・白のTDR改は健在だが近々外装はまとめてショップで塗り直して貰うそうでこれは楽しみ。この他に大畑さんはTDRのクラブを探している(北海道には、ある)が今のところ見つからないそう。どなたか心当たりあれば大畑氏にご連絡を。

 他クラブではNS・MVX・NSRの人達と後方排気で数を二分する感じで少数、個人参加のガンマ(スクエア)改、RZV、マッハやKHの旧カワ2スト、去年来た人だと思うがビモータ500VDueも参加していた。ビモータは…相変わらずチタニックというかカルボニックというか(笑)とにかくまぁバブリーなマシンである。前回気付かなかった所を上げるとすればサイドスタンドまでチタン製、チャンバー(特注だそうだ)は普通はリヤサスが通るスイングアームの穴からどかんと上がってテールサイドへ(これもチタン製かな?色がそれっぽかったけど)、パネル中央のホタテ状の大径メーターは320km/hまで振ってあり、かの320クラブミーティングに参加できることがわかる。(できねーよ)

 総計台数は七十二台(!)。台数が肥大化し、予約のバス駐車場も侵害していたこともあり、中井氏の号令のもとメーカー車種別に、それもスペース上の問題で出来るだけ詰めて並べ直し、写真撮影を行った。その際、旧カワ2スト勢の三台がKROGと一緒に撮影することになり、マッハからKR-1までカワサキ歴代並びで撮影。ま、これも御縁って事で旧カワ2スト勢の方々もKROGでの参加扱いとし、写真や会報送付の扱いをこちらで執り行う事に決めた。

 ミーティングは写真撮影と軽い挨拶等。(2サイクルエンジンオイルの露店販売も・笑)

「まぁ、世間ではメーカー各々が自主規制で2スト車を生産打ち切りにする等、我々2スト乗りに対して冷たい風も吹いてます。それに対して僕はどうこう言うつもりはありませんが…とにかく我々だけでもこうして集まっていこうと思います」という代表である中井氏の言葉が印象的だった。

 ミーティングが終わり、後はフリータイムとなる。上のレストランで食事&ダベり、下でも少しダベってからトモハル氏を誘って椿ラインを走る。何往復かしたかな?去年よりは多少マトモに走れた気がするが、相変わらずオイラにとっては恐いコースだ。妙義では絶対にあり得ない進入ミスを連発する。よくキリウさん、メインで走ってられるよなぁ…(霧生氏、この日も朝から夕方まで攻めまくっていた。実は近頃、銀KRはエンジンを焼き付かせてしまい、シリンダーを注文したところ前だったか後ろだったか逆のモノが来てしまい、それでもそのシリンダーを組んだ、つまり前後同じシリンダーを使って片方逆向きで付けたと言うから驚きだ)何往復目かを下っていると倒立KRに乗って三好氏とすれ違ったので反転して頂上まで戻った。この頃場内のバイクは半減、NSの人達が帰ったためと思われる。そういえば集団で椿下って行くのとオイラもすれ違ったが、まとまってどこかに飯を食いに行くのかな? しかしその後終始帰ってこなかった。お早いお帰りだ。そういえば中井氏はガンマ(スクゥェア系)の人達にも声をお掛けしたそうだが(RZVの人達にも?)皆今回は不出場、公式なクラブ単位での参加は後方排気の方々と(1KTの人達は関西がメイン)ウチとNSの方々にとどまったようだ。うーんもっと2スト系クラブの参加があるといいのですが。と、まぁそんな事も中井氏と相談はしている。「まぁ…あちらにはあちらの都合もありましょうから…」と中井氏。それでも懲りずにガンガン声を掛けていくしかないんでしょうね。 

 尚、中井氏達は当日内に関西へ帰るため、東名高速にて帰って行った。前日から御殿場のホテルに滞在していたという事で大変ご苦労様でした。

 日も傾いてほとんどの人達が帰っていく中、とりあえずオイラはまだウダる。と、今まで富士で練習走行を走ってきたKR-1R横山氏がトランポで登場。ウチのホームページの『F3-Works』でおなじみのレーサーKR-1Rをさっそく見せて貰う。車体両側の転け傷も生々しいが(擦過でカウルが割れずに穴が開くというのもすごいなぁ)驚いたのがSPタイヤで走ってる事だ。(スリックは使用禁止らしい)

 そしていい加減陽が落ちようという頃になってもまだウダる少数(実はKROG連中…)。その頃一台ライムのKRが暗くなりかけた大観山に入ってきたので「顔見せかな?」と思ったら、偶然ながらも地元(湯河原町)の陶芸士の人で、仕事(観光客の前で陶芸の実演をするのだそうだ)の帰りに寄ったらKRが並んでたのでびっくりされたのだそう。通勤が椿ラインってのもすごいが実は陶芸士の村上さん、以前は練馬に住んでいて雑誌でウチらの活躍も知っていたしKROG関係の人と会ってその辺の話も聞いておられたとか。(しかもARにも乗っている)おぉ、それなら話が早い。次回から是非ミーティングにもお越し下さい。どうでもいいですけど玄関開けたら2分で峠、いっスね…。

 いいかげん暗くなったのでKROG残党(笑)も解散、オイラは例によって芦ノ湖↓箱根湯本↓西湘↓横新三京のうう…びんぼは嫌じゃーコースで帰りました、終了。

【99'箱根2st(合同)ミーティングレポート/終了】

後方排気友の会ホームページへ行ってみる

 

 

 

 

 

カワサキ筑波イベント99'(KAZEミーティング筑波)99.5/30

 

 今年も例によってカワサキさんからKROG宛てに招待状を頂き、参加して参りましたカワサキ主催のKAZEミーティングクラブパレード。この號で本誌KROG会報がはじめてという人のために説明しますと… 毎年この時期にカワサキさんが筑波サーキットを一日借り切ってKAZEミーティングを行うのですがそのイベントの一つにサーキット本コースを各カワサキ系クラブが連なって(320ciubとかZEPSとかエリミOCとか)ゆっくりパレード走行を行う、というのがあり、ウチもAROCも毎年参加しているワケです。

 さて、今年も高速組(常磐道)は「守谷PAで集まって行こう」という事になり、去年より若干早い九時前に集合。ここで集まった田中YAS氏、宮寺(了)氏(KR-1)、中山氏(現行ライム忍者)、仙人と共に出発…しようとするとてっさんから携帯、もうすぐ守谷に着くというのでもう少し待つ。気が付くとYASさんが土手の芝生で昼寝してたりするが(寝不足?)まもなくてっさんが到着。今回はてつや氏(AROC)、なんと2tロングのリフトゲート車をレンタカーで借りて、AROC三浦氏・マサ(田中政)氏らのARと自車の二台(黒ARとレーサーAR)全てを載っけて守谷にやってきた。このまま筑波に乗り込むらしい。

 あらためて守谷で給油して出発。てっさん@リフトゲートと仙人はそれぞれ先に行った。

 谷和原で降りて国道294のバイパスをほとんど車の流れについてゆっくり走る。今年辺り例の所(水海道警察署直前)でネズミ取りあたりやってそうなのでそこをゆっくり通過したら案の定、やってやがった。しかしいいねぇレーダー係。明るい緑のポロシャツに野球帽スか? そんなカッコで仕事していいんならオイラも警官なりゃ良かったかねぇ… もちろん、そんなしてじっと見てるもんだからレーター係の人と目があっちゃうのも当然。いつものように「ぴし」と敬礼してあげました。お仕事ご苦労様ですイッヒッヒ。

 ほとんど車の流れについて走って、目印となる製菓会社の煙突大看板『日本一なが〜い』を過ぎた先の、トヨタのショールームと東京インテリアのある交差点を左折、このあたりで仙人とてっさん達@リフトゲートと合流、後ろに繋がって走る。しかしリフトゲート、仰々しくカワサキライム系ばかりのバイク並べて載って走ってるからに、さも「今日のイベントのメーカー関係者でイベント車両の搬入に来ました」って感じだなぁ。

 2つめのセブンイレブンを過ぎてすぐの信号(ここにも『日本一長〜い』煙突モドキがある)を右折、今年も新装開店だったパチンコ『とまと』の横を通り過ぎて(もう…何も言う気もないが、開店祝いの花輪は毎週新しいのに換えてるみたいだナ)まだ直進して、多少道が細くなるがすぐにまたひらけた先の右手が筑波サーキット。(注:当会報の料金には筑波サーキットまでの案内料が含まれています)カワサキクラブでの入場口は正門ではなくジムカーナコース前の南門。そこから入って指定クラブ駐車場所のメインスタンド裏までタラタラと走る。途中の通路で甲斐さんを発見、Mrライムグリーン安田氏も既に到着していた。

 甲斐さん、F3チャンバーの入ったKRはシングルシートカウルの仕上げとリンク改の流用リヤサス、F廻りTZR、ディスクTZ等、着実な進化を遂げている。リヤサスの取付は実験段階で溶接加工も大変そうな様子なのでまだしばらく進展状況を静観だ。

 駐車場に着いてからが忙しい。荷物を降ろして名簿を出して旗を…ああうるさいなぁ、何よもう。

 …キャンギャルと一緒に写真に写ってくれと言う。…ンだよそんなのー、誰か別の奴にやらせりゃいいじゃん(金くれるわけじやないんだし)、誰かー…あー、……皆忙しいみたいだな(遊ぶのに)。しゃーないなぁ、ホイよ、と両脇にカワサキ色が眩しい水着姿(ホントに眩しい…蛍光入ってんのかぁ?)のねーちゃんでパチリ。どんなポーズを取ったかは忘れた。確か前に手を組んだかな?普通に。 さて名簿を出して… と、また全員がオイラを呼ぶ。見ればカワサキのスタッフの人が呼んでいる…そう言や十時半に各クラブ長だけ集まってブリーフィングやるって言ってたっけ…(↑トリ頭)。既にオイラ待ちとなっていた輪の中に謝りながら加わり、クラブパレードの段取りの説明を受ける。パレードの並び順が申込み着順で決められていて、ウチとてっさん@AROCが離れ離れになっていたのにはオイラもてっさんも焦ったが、とあるクラブさんが(名前忘れてしまった…)親切で順番を替わってくれて320CLUBの後ろ、AROCの前という形で繋がることが出来た。(感謝!)ブリーフィングから帰って、さて名簿を出して… と、初顔ではあるがバトル系の人からお声掛け。どなた?と思いきや、ウチと同じくミスターとBG誌で告知している『お水バイクミーティング』西村さんだった。西村さんには去年の関東ミーティングの直前に会場となる三京の規制等情報を教えて頂いたり等、お世話になっているのだ。その御礼とご挨拶と、西村さんのお水ミーティング他の活動予定等近況を教えて貰う。西村さん、背中の看板の『水』の文字が何げにカッコイイ。(やっぱ自分のやっているイベントの看板って、イイですなぁ)今回は一般入場でしようか?それとも320等の他のクラブ関係で来られたのでしょうか。今度三京で一緒にやれたりなんかするといいですね。さて名簿を出して… と、FBM木暮さんが来てくれた。今回復活した木暮さんのMBX改CBXカラー(BG等雑誌に写真が載ったので見た人も多いのでは)は、事故(なんとガムボールの帰り!)の復活を機に今度はMBX80インテグラのカウルが付いて現在はCBX50インテグラとなっているのだが(しかし…バイク単体でも滅多に見ないのによく80インテグラのカウルなんて手に入れましたね)、モデルのインテグラと言えば丸目のはずなので「CB1100Rの色で塗ってみようかと思って」と木暮さん。ほう…確かにカタチ的にはイイ感じになるかも。木暮さんが持ってきたライダーコミック誌に、以前、2気筒親方・人見氏主催の絶版車イベントの写真が載っていた。(以前にその話を木暮さんとしたのだが、わざわざ忘れずに持ってきてくれたのだ)オイラもてっさんも写真に写ってる。それにしてもこの頃だけライダーコミック氏はマトモだなぁ… そう、ミスター系の方ならご存知かもしれないがこの頃のライダーコミック氏はミスターバイク誌の単車番長の総番、マッスル石井氏が編集に加わっているときのモノなのだ。昔の近況報告にも書いたが、氏の在籍したと思しき期間だけ当誌は族雑誌というよりむしろ「気の利いたノリの。昔のミスター誌」の印象だったのを思いだし、つくづく雑誌って手掛ける人間のセンスで選ばれたいと思う今日この頃。

 さて、名簿を… って、さっきから名簿握ったまま何やってんねん自分!?

 会長としての仕事を再会。手当たり次第順不同に名前を書いて貰い、その間、木暮さんに手伝って貰ってKROGの旗をフェンスにくくりつける。…忘れもしない去年の筑波、今回のように旗を、それもグランドスタンド側にくくりつけたまでは良かったが、なんとそれを忘れてそのまま帰ってしまい、旗は処分されてしまった(多分)という経緯があったのだ。てっさんに頼んで夏の関西遠征までに間に合うように作って貰ったんだけど、今回は忘れないようにせねば。

 佐川君到着。なんか慌ただしい佐川君、夕方まではここに居れなく、早めに帰るとの事。聞けば来週から外国に行くのでその準備で忙しいという。(何処ってったっけかなぁ)この日の後、未だ連絡取れてないのだが佐川君の事だ、必ずや生きて帰ってくるだろう(笑)ま、土産話に期待しましょ。

 佐藤トモハル氏到着。トモさんのNSはついにFホイールがNSR250SEの赤に。これでトモさんのNSは車体が白一色、両足がとなったわけで、ここから車体をライムに塗るというワケにはいかなくなったのでその強要は辞めて(笑)赤一色の統一とかを期待しようかな。(って本人の意志なんだけど…)
 
※後日談:トモハル氏、訊けばホントに赤一色の統一にする方針との事。やってくれますトモハル氏!

 クラブパレードが始まる。年々、カワサキさんの段取りも整備されてきて、さほど待たずにコースイン。去年と同様、本コース最終コーナーで各クラブごとに待機して順番待ち。そして我らKROGの紹介の番がやってきた。

 さーここから見モノだぞー…そして我々は気合いの入れ所!

 まず出発、ゆっくり進み始めたかと思うとKROGメンバーが突然入れ替わり立ち替わりで並び直し始める。そして見物客が一番多いグランドスタンドの手前、ここでは今まで他クラブさん達が軒並み順番待ちのと同じ4列縦隊で通り過ぎるのに対し、ウチは会長機を先頭とした見事なV字型隊形でスタンド前へ。

 …そう、実はこれが普段無い知恵を絞ってオイラが練り上げた少数精鋭のKROGに出来るお目立ち大作戦なのである。作戦名及び隊形名、名付けて『爆撃進路ヨーソロー』。(コピーライトby、松本零二/戦場漫画シリーズ)

 右翼にKR-1系、左翼にタンデムKR先頭に汚い色のKRという(いらんコトいい)並びで見事に決まった…と思いきや後から写真を見ると停車してアナウンス紹介時にちょっと右翼が飛び出している(了さ〜ん・泣)…まぁ全員乗りながらの話だし、ここまで上手く出来たら上等かな? アナウンス紹介では書類に書き連ねた紹介文の末端の『ただ今、クラブの花形となる、明るくて優しくてカワイイ男性会員募集中!』もしっかり読み上げて貰ったしオイラとしてはすこぶる満足なパレードであった。

 尚、今回の陣形の他に来年以降も、『大日本帝国海軍・輪形陣』とか『楔(くさび)型陣形』等も考えていたりする。(バカだ…限りなく)

 さて、パレードが終わって戻ってみるとお客様。KR-1乗りで名前を松井さん、筑波では一般で遊びに来られたのだそう。せっかくなのでクラブスペースまで乗ってきて貰う。と、なんとKR-1は黒ベースのカワサキ純正塗装。

 しかし1Sや1R等、B2型ならいざ知らずB1であるKR-1に黒系のバリエーションは存在しないはず。KR-1に関しては何から何まで知っているYASさんでさえ不思議な顔をしている。松井さんの話では、この車両は2オーナーであり、前のオーナーは新車でこの色でカワサキ販売店で買った、という事である。 …謎は深まるばかり。

 さてパレード走行が終わってからは特にこれと言ったイベントがない。サーキット体験走行も去年からマーシャル(先導)がついて親ガメ小ガメ状態になっちゃったし。というわけで昼飯がてらトモさんを誘ってガレージセールを見に行く。…が、しかし年々寂れていくコース内枠側パドックのガレージセール、今年なんか最たるものでとても見れたものではない。店も片手で数えられるほどしか出てないしどこもめぼしい売り物はない。まぁその中にあってKR-1のタンクが売っていたのは珍しいかな。

 ガレージセールから帰ってみるとなにやらてっさんがレーサーARをガチャガチャやっている。なにやら点火不良っぽい。目の前に午後の体験走行の行列が並び始めてそれらを眺めているうちに眠くなってきたのでスタンド裏の芝生で仮眠、少しして目が覚めたらそれも終わりかけ、一般や参加クラブのほとんどが帰っていた。うち等もまぁ半数、他クラブよりは残っている台数は多いかという程度。ARレーサーは直ったか直らなかったのか…そのまま打ち捨てられていた。

 夕方も近くなってきたのでAROC、KROG共々解散宣言をし、残ったリフトゲート組で撤収作業に入る。

 クラブスペースエリアで受付ブースを構えていたカワサキのスタッフさん達も大型テントをバラして小型のワゴン車に積み込み始めているが、その脇で2tロングのリフトゲートを操作し、次々とイベントに使用した車両を積み込んでいくワシ等という、メーカーとユーザーが逆転したような撤収作業となった。来る時と同様にバイクを横向きに載せて行くが(もっともオイラは行きは別で載せる順番は解らないしロープの結び方も忘れたのでただ周りで見ていただけ)いくらロープを掛けても引っ張り直しても真ん中に載せたARが安定しない。あーでもないこーでもないやっている我々を見かねたカワサキのスタッフさん達の中で年輩の方が、我々の載せ方は根本的に間違っている事を教えてくれた。縦に積んでフロントを荷台前端につけるのが本来正しい載せ方なのだそう。で、

カワサキの年輩のスタッフの方『最初からやり直すなら1からやり方とか全部教てあげるよ?』

 うーん、ここまで積んだのを………………?

カワサキの年輩のスタッフの方『積み換える気があるならの話だけど』

   ……………(苦笑する我々)

 結局、このままでいくことにした。ちゃっかりオイラもてっさんの甘い言葉に誘われて極道KRを載せて貰っちゃってるんだけど(しっかし…目立つなぁ)。しかし、この怠慢な決断こそが後の悪夢を引き起こす原因となろうとは、一体誰が想像したであろうか……

 あと… 何か忘れてるなぁ… …と、参加会員の誰かに言われて気が付く。旗だ旗、KROGのタレ幕

 慌てて回収。あ、危うく今年も忘れて帰って捨てられるとこだったよー…(汗)

 ところで…毎年会報を読んで頂いている皆様なら「今回は焼肉(食べ放題)は?」と疑問に思う頃ではなかろうか。

 そう、毎年筑波のこのイベントには二次会としてKROG、AROCの有志で集まって環状7号線は綾瀬にある、『スタミナ太郎』に寄って焼肉食い放題を食べているのだ。(ここはドリンク飲み放題を入れても千円台中盤で収まり、安い。しかも豊富で上質な肉、肉だけではなく寿司やサラダやデザートも揃いぶみという大衆焼肉店なのだ。チト床が油こってりで皆滑りながら肉を取りに行っているが・笑)ところが、今年に入ってから潰れたのではないかという噂話を方々から聞き、もしやと思って地元にやや近いトモハル氏に聞いてみたところ、「あ、あそこ無くなってます、変なラーメン屋になってますよ」との返事が。…確かにオイラも今年に入ってから仕事で一回そこを通っているはずだが看板は見なかったが、どうやら本当に無くなってしまったらしいのだな。

 で、昼の時点から「どうしようか? 環7沿いはなくてもそこから近くの綾瀬駅にもう一件、太郎があったと思ったけど。あと、三郷のガストはバイキング方式という噂だから(ヘッドバンガーズ情報による)そことか…」等、提案はしてみたものの皆、気乗りがしなかったので今回はこれでお開きという事にした。

 ま、お陰でオイラはこのトラックに乗って楽チンホイで帰れるワケだけど(堕)。

 帰り道はそこそこ混んでいて、夜7時までバイクも荷物も全部降ろした状態でレンタカー屋にこのリフトゲートを返しに行かなければならないので結構焦ったが、とりあえずてつや氏宅に着いて一度荷物とレーサーARを始めとするバイクを降ろして(ここでオイラは一人で降りて、てっさん部屋に荷物を全部引き上げる事になった。載せて貰った者として当然の代償行為だが…気を付けよう、甘い言葉暗い道)三浦氏宅にARも降ろして、その辺りで時間は実はアウトだったがレンタカー屋に電話して待って貰って事なきを得た、というてっさんの話だった。

 しかし、そのアクシデントはてつや氏宅に辿り着くまでの帰り道に起こったのだ…

 問題はやはり前述のバイクの縛り方によって起こった。都内中原街道で前が救急車で詰まってタイミング悪く急ブレーキを掛けさせられた我々@リフトゲート号。気が付けば荷台でレーサーARも三浦ARも中村KR500-2/1までもが全車寄って架かって倒れているではないか?! 急ブレーキに関してはオイラが見る限りではまだ全車との余裕があったが積み荷も重いし、大事を取って三浦氏が強めに踏んだものと思われる。三浦氏はあっち(車線)が空いてりゃあっちへ入ってこっちが空いてりゃこっちへ入っての芸の効いた細かい運転に長けているので、(流石だ…俺にゃとても出来ねぇ)その細かい性格ゆえに前車をビックリさせないような気遣いをしてあげたのではなかろうか。とにかく速攻で脇によってバイクを立て直すがこれがロープが張ったままだけに、どうもいかぬ。さらにゆっくり、気を付けていくという条件付きで再出発したわけだが後日、てっさんの報告によるとこれまでに何度も直しているKR-1のカウルの耳の部分が今度は完全に割れてしまっていたそうで、本人、これを書いている現状でカウルを捜している。まぁ前のも塗り直し張り直しの繰り返しだっただけに、いずれ近いうちに換えなくてはならなかった代物なのだが。

 てっさん宅で一息ついてからオイラは家へ帰りました。それにしてもこの日、オイラほとんどガソリン使ってません。省エネ。

【99'筑波イベントレポート/終了】   写真提供:田中YAS氏

 

 

 

 

99年度関東(三京)ミーティングレポート(99.9/4)

 今年も台風が近くてちょいとアセったが…無事逸れてくれたみたいでした。

 毎回、日取りの問題で一人でもめてまして。8月中だと三京こと第三京浜都築PAに集まる『薬中だヨ!渋谷っ子全員集合!』対策のため保土ヶ谷PAも都築影響で糞ポリ共が『気に入らねぇんだヨ!バイクなんざ…消えちまえ!二輪規制』を敷いてしまうため雨とか台風でもなければ夏休みシーズンの土夜はバイクが入れないという事態があるので(昨年までの当日は雨のお陰で規制はやらなかった…しかし雨だもんで参加者は少ない)9月の最初の土夜にする… と、個人的な問題ですまんのですが必ず9月の最初の日曜にある同人イベントへのサークル参加に影響しまして…、どうするか悩みに悩んだ結局、とにかく問い合わせで混乱する事だけは避けんがため規制の可能性のない9月とする事に。故に翌日の同人参加の方はズタボロになってしまうけど…まだ若いんだもん(もう二十六…)どうにかなるさ! 

 で、結局今年は保土ヶ谷の二輪規制はやらなかったんだとさ! アリョ〜ン

 

 告知がBGに載らなかった。
 それとも時間がないからって告知原稿をFAXで送ったのがいけなかったのか… とにかく、長年世話になってきたあの雑誌だけど、最近は投稿も会報通販も載らない尽くしだし、何よりもジョージ高野さんもウマ野崎さんも居なくなってしまった今、KROGを知っている人もいなくなってしまったし、それならば…とちょっとは考えることにしました。

 さて 雑誌には載らなくても連絡の付く仲間達を集めてやってしまおう、というのが今年の三京ミーティング。近辺参加者にDMする気力も資金もないので(会長が半年にも及ぶプー生活で、KROG資金まで使い込んだ模様)KROG-ML(メーリングリスト)でのみ開催告知をかけてみたところ… 案の定、KROG-MLに居そうでいて実は在籍していないKROG閣僚は、誰一人として来なかったという(笑)。ま、顧問・中村のてっさんは仕事でどうしようもなかったんだけどね。会報にも『BG告知が載らなくても9月の第一土曜頃にはイベントやります』って書いたはずなんだけど… ネット繋がっていない人でもそれをきちんと読んでさえいればわかってるはずなんだよね(甲斐さんとか、わかってた。仕事でいけなかったそうだ。最近はバイトと二股してるらしい)。ちゃんと読んでいてほしいなぁ…

 当日の保土ヶ谷には、去年の今頃の大事故から一年にも及ぶ療養生活を経て今もなお松葉づえを突いている富樫さん(かつてBG誌やロードライダー誌に乗りまくった自家塗装ライムのKRに乗っていた。会報前号の表紙のがそれ)をはじめ、ホテルマン渡邊氏、FBM木暮氏、西村氏(待望のYZF-R1デビュー。取り囲んで批評会に)、佐藤トモハル氏、ニイクラー・鈴木ナル氏(ナルシ氏、と書くと変なので)と濃いメンバーが(名前が抜けていたらすいません)集まってくれた。(富樫さんはタイミング良く直前にメールを頂いたので保土ヶ谷に誘うことが出来たのでした)

 実はこの日の昼、結構迷った末に本格的なビンゴゲーム台を買ってきてしまったのだか(おかげで初給料日までジリ貧。後日の同人イベントの売り上げで生き延びていたという…珍しく小説AGESが何冊も売れたのが幸い)それはそれで買ってきて大正解、少人数ながらなかなかの盛り上がりだった。ここで運が悪い人と良い人が徹底的に判ってしまったし、ビンゴカード、穴を埋めて再使用という荒業も発明(子供は真似しないように。お父さんといっしょにネ!)。実は賞品だけは方々から色々頂いているので割と豪勢。人数的に3回戦全員分もの賞品が行き渡ったという…

 で、その後少人数だから出来たと言えるんだけど深い語らいもあって、早めに切り上げるつもりだったオイラもついずるずると朝の三時まで… なんとも少人数ながら濃いミーティングでしたホンマに。

 よくよく考えてみたら、PA内美化運動をやらないで帰ってしまった。これには一昨年・去年・今年と、年をおう毎に道端に投げ捨てられるゴミが少なくなっており、当日も実際にゴミは気にならなかったというのもある。人はまた増えつつあることを考えれば、保土ヶ谷も良くなっていってるのかな? また何かのブームでも来て保土ヶ谷に人がわんさと集まるようになればゴミの投げ捨ても増えるのだろうけど。しばらくは状況を静観ですかね。

 ところで…ミーティング以来、それを写したフィルムが中に入っているのも含め、オイラのカメラが行方不明になってしまいました。おかげで写真がありません。すいません。だれかこの日の写真をお持ちでしてら、JPEG画像もしくは郵送にて送って下さい。

 ともあれ皆様、年内の参加ありがとうございました!