激
警察、ついに ”なりふりかまわぬ” 暴挙にい出し候、所、事故死亡者年間位NO.1愛知、運転者達を欺く覆面車にとどまらず、覆面バイクなるものを登場させたるやその取締り方法とは傍若無人、如く許し難き候、我、悪名を被りし覚悟にてこれを討ちひし者也、諸候、見聞し事の逐一如何なる事も付け届き願上候、草々
上はこの世の運転者全てに宛てた激文である。
というのも、各方面から同時期にとんでもない存在の報がオイラの元にもたらされたからだ。
【引用】
”今年に入り二輪車の事故が増えている愛知県で、全国で初めての覆面白バイ部隊が登場した。「はやぶさ部隊」と名付けられた覆面白バイのメンバーには、白バイ部隊の中でも特に運転に優れた警察官が任命される。 見た目にはどこでも走っているオフロード車だが、背中のリュックには違反切符などが詰まっていていつでも取り締まりができる。 県警期待のはやぶさ部隊は、連日連夜事故を減らそうと県内を飛び回っている。”
さらにこの後、オイラのもとに続々と情報が入ってきた。バイクはTTRやSL230の様一般的なオフロード車で普通の格好、二台組で走ることが多く、違反車見つけると信号無視や暴走を繰り返してそれに追いつき、「警察だ!」と言い捕まえる。バイクに乗っていてそれに蹴り倒されて路地裏に連れ込まれて切符を切る所は地元TVでの特番でも放映された。
オイラはこの問題をかなり深刻に考えている。
まず道路交通法や施行令、車両法、警察官職務執行法、その他刑法のどれに照らし合わせて考えてもこの取締りに違法性が感じられること。
刑法といえば違法であるはずの囮捜査が刑事ドラマ気分で行われていること。
これまで覆面車でさえ免許所持者にとって驚異極まりないものであったのに対し、さらにこれにバイクの機動性が加えられたこと
世間には大々的に取り上げられてない為か話題としても「げ〜」とか「やだねぇ」といった感情のみばかりでオイラの周囲も誰もが違法性について論じていない。(自分たちがこの先どうなるかもわからないで、今のバイク乗りというのはのん気なものですネ)
目下、オイラはそこから突いてみたいと思っている。(いいかげん道路交通問題とは離れたかった。本気でそう思っている)
まず彼等の実体を実際にこの目で見てみようと思う。通りの路地裏に、車体を通りに向けた愛車(VFR750F、しかも白)で待機して、彼等を捕捉したら即座に発進、追いついて死角に入ってなにかをやらかすまで追尾してやる(笑)なんたって相手は犯罪者ですから(ウヒ)
その上で法的弱点を見出し、これを世間へ訴え、啓発と共にこれを早期のウチに廃案化せしめるものである。
この場では馬鹿馬鹿しくて書けないがさらに大きく個人的な理由もある。それについては「街中の白バイからバンパーがなくなって覆面化した物を想像してみろ」とだけ述べておく。この言葉に危惧を感じなければ理由を知る必要もない、知らなくてもその性格なら危険は発生しない。
読者の皆様にもこの問題についての何某かの情報があればご意見も同様いつでも承りたい。ご静聴(読?)、痛み入ります。
初出:月刊交通違反(旧称・月刊
Traffic Issues Now)36号掲載、以後加筆訂正
2000.1/22 文責/RED-WINGS Riding&Publishing.Project 赤羽
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